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4人の会話

テーブルの 4人の会話が滑らかに、自然に進んでいることは、最近の若者の傾向としては、稀有な事と私には思えました。

Sさんの年令を考えた時、彼女と同年代の若者ならば、年上との同席は無論のこと、会話に至っては、その事に意味なく不快感を示すのが通例だからです。

彼女が、この場に違和感なく入っているというのは、何処から来ているのだろう?と興味が湧きました。

「ところで、 1人でツアー参加ということは、奥さんは留守番ですか?」前の席のご主人が、そう尋ねて来ました。

「あぁ、留守番・・・そういう人でも居ればいいのですが・・・」

「バツ 1ですか!?」

「いえ、独り者をやってます。」何とも、決まり切った回答をしてしまったと思い、雰囲気を変えるために、彼女の方へと話題を向けることにしました。

すると、

「今度は私ですか?私の番ですか? 何か、言いたくない事でもあるのですか?」と返されてしまいました。

「・・・あります。」

「誰でも、 1つや 2つ言いたくない事ありますよね?」

「ひょっとして、1つ、2つ、奥さんに言いたくない事ありますか?」

「あります・・・まぁ、飲みましょう!」

 1つ、賑やかなテーブルが出現しました。

22才という彼女の年令を聞いた時、心に蘇るものがありましたが、それは直ぐに遠く彼方へ消えて行きました。その年令から以降の事は、現実なのか?非現実なのか?あるいは、そのどちらでもないのか?その区別さえ、どうでも良いこととなっています。

裏返せば、そう言える程、肯定できる“今”があるのかもしれません。

http://kazunaga-nakashima.la.coocan.jp

中島和長のアートスタジオ  / 2020年~08年 Art Capital サロン・デッサン (パリ - グランパレ) 19年 Florence Biennale フィレンツェ 19年~14年 Art Expo ローマ 15年 NY Art Expo 14年~11年 SAM (パリ ジヴェルニーなど) 02年~2000年 現代美術小品展(プジョー文化セ ンター ル・カルドール画廊など) 1999年 NY 98年 パリ  86年 ニース個展。 受賞15  個展21

(スマホ用) http://kazunaga-nakashima.jp

 

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